コミュッと！日記

読書の秋２
どうも、けーえぬと申します。2019年10月02日でもやった私の好きな作品紹介をまたしてみようかと思います。

紹介する作品は前回に紹介したもの同様に現在はコミック化され月間少年シリウスで連載されている、いまは亡き香月日輪作の小説、「妖怪アパートの幽雅な日常」です。小説版はすでに完結しており、番外編も発売されています。

香月日輪さんは私が特に好きな作家さんの一人で、惜しくも2014年（５１歳）で息を引き取ってしまいました。

それでもこの人の作品の人気は衰えていません。その中で私が愛読していた作品の一つです。

あらすじとしては、妖怪アパートの主人公「稲葉夕士」は学生寮のある高校入学間近になった直前に寮は火事で全焼、入居予定だった場所をなくして困った彼は不動産から格安のアパート寿荘（ことぶきそう）を紹介され入居する。そして彼は徐々にこのアパートの不思議に触れ「普通とは何か」を考え始める。

とにかく登場キャラが濃い！容姿端麗成績優秀な夕士の親友、大食い霊能力者見習い、年齢不詳の現役霊能者、柄の悪い絵画アーティスト、耽美でグロテスクな作品を書く小説家…中にはタイトル通り、妖怪・幽霊たちも登場します。真ん丸な黒坊主のような大家さん、分け合って成仏せずにいる美女幽霊、常に一緒にいる幼い男の子と白い犬の幽霊等々。

そんな住人たちは夕士に対して様々な価値観や人生観、経験、時にはシビアでどうしようもない話をしながらもそこにはちゃんと血と肉を持った重さがあり価値あるものです。良い意味で常識を壊し続けていきます。子供のころに読んでいた私も、登場人物によって自分の中の常識を壊していきました。

魅力的なキャラクターは夕士の通う学校の生徒やその教師もいます！青春を謳歌しているな～って読んでいるこっちが楽しい気持ちになります。

そんな私の子供のころの愛読書、妖怪アパートの幽雅の日常の紹介でした！

気になったらぜひ手にとってみてください！