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センター長のものがたり episode2

みなさんこんにちは。
特定非営利活動法人 沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい(通称:ちゅらゆい)コミュッと!のセンター長・サービス管理責任者の坂本将吏です。
コミュッと!はうるま市田場にある障がいをお持ちの方々の就労・生活支援を行う就労移行・継続B型事業所です。
この度、コミュッと!では次の展開へいくためのコアメンバー(職員)を募集しています。
そこでまず私とコミュッと!のことを知ってもらうために自分のことを書いてみます。

episode1では、高校3年生より名古屋から沖縄へ来たお話を…。
高校を卒業し専門学校に入学することになってからのおはなし、おはなし…。

沖縄リハビリテーション福祉学院作業療法学科での学生生活…。
なんとなく進路を決め入学をきめた私は、「入学したからには作業療法士になりたい。ならなきゃ。ならないと親に申し訳ないし、かっこ悪い…。」と作業療法士になるとの志は表面的で、高校生活の延長のような感じで、授業も作業療法士としての実践に活かすという認識は薄く、テストがあるからなどと意識は低く寝ていることも多かったと思います。まぁいわゆる適当な学生でした。
そんな私に大きな転機となったのは、
3年生の時の実際に作業療法士や患者さんとともに作業療法を体験したり施行する約3ヶ月間の長期臨床実習でした。

3年時へ進級する際、長期臨床実習へ行く前のイケてない学生面談では教務の先生に「あなたは患者さんとトラブルを起こして途中で帰ってくるから、気をつけなさい。迷惑をかけることがあれば諏訪湖へ飛び込みなさい」などとけちょんけちょんに言われていました。まぁそんな学生でした。
長期臨床実習は、長野県岡谷市(諏訪地方)の諏訪湖畔病院という精神科病院の精神科デイケア・デイナイトケアにて5月〜7月行いました。
そこでの実習は衝撃的で、そこに通うメンバー(利用者・患者さん)の姿やふれあいの中やそこで働く作業療法士やスタッフの志や取り組みから、精神科に対して暗いイメージを持っていた私に全く180度違う「明るい。元気がある。生き生きしている…。楽しい…。」などとイメージチェンジが起こりました。
そして、「ここで働きたい」「ここで学びたい」「一日でも早く作業療法士になりたい」と強く思うようになりました。
その実習の後に、県内の身体障害者分野の大学病院でも同じく長期臨床実習を行い、作業療法の魅力を感じ、より作業療法士になる想いは強くなりました。

そこから、やっと3年生の12月頃(国家試験まであと3ヶ月のころ)より国家試験(通称:国試)へ向けてこれまでなまけていた勉強を必死で行いました。
友人宅で合宿を行ったり、集中力が散漫になるので小豆を箸でつまみ移動させる集中力アップのトレーニングをすすめられ、そんなウォーミングアップをしてから勉強したり、過去問やりまくったり、早朝特別授業(通称:奥村学級)へ強制的に参加させられたり…。
同じ目標や困難へ向かい切磋琢磨する仲間の存在は大きな支えとなり、そんな仲間の大切さや困難へ立ち向かう集団の凝集性の力、努力の積み重ねの大切さなどを経験しました。同級生とは言葉にはしなくても通じる不思議な感覚がある感じがします。(今ではてっきり会うことはありませんが…)。
つい先日には、先輩後輩と再会したときにもなんとも言えないつながり感や懐かしさ、そして先輩後輩というだけで感じる親近感などを感じました。
それだけ独特のつらさややらやらを共有・体験していたんだなぁと思います。それもいい体験であり、良いつながりです。

そんなこんなでなんとか卒業、
そして作業療法士の国家資格をゲットし晴れて作業療法士として仕事ができるようになりました。
今思えば国試(国家試験)前後が最強に賢かったと思います。今、受験したら確実に落ちますね。
また、実際の作業療法士、作業療法、その対象者の方に出会うことでリアルとなり、「なりたい」「実現したい」との想いが大きな後押しとなりエネルギーとなりました。

さてさて就職…。
沖縄リハビリテーション福祉学院作業療法学科を3年でなんとか卒業し、
はじめて社会人として、作業療法士としての道を歩みはじめる記念すべき先は…。
長期臨床実習先であった長野県の諏訪湖畔病院でした。
正直、この病院へ就職することや精神科の分野へ進むことは悩みました。
作業療法士の就職先としては大きく分野を分けると、精神障害者領域(精神科)と身体障害者領域(身体リハビリテーション)があり、その中でも老人・小児とか、急性期・慢性期とか、中枢(脳血管)系・整形とか、医療・地域とか…。就職先(分野)を決める際には多くの学生が悩み決めています。
まぁだれもが就職は悩みますよね。

私がこの病院へ就職を決めた理由は、
その職場ではたまたま男性スタッフがおらず男性の作業療法士を雇用したいとの構想があり、就職しないかと声をかけていただいたこと。担任の先生の「あなた行きなさい。あなたは精神(分野)に向いいているわ」とのひとことなどがありますが、やはり長期臨床実習のときに抱いた「ここで働きたい」との想いが大きかったと思います。

続きは、
精神科病院での作業療法士時代のものがたり…。


最後まで読んでくださった方、ありがとーございます。

特定非営利活動法人 沖縄青少年自立援助センターちゅらゆい
コミュッと!(就労移行・継続B型支援事業)

沖縄県うるま市田場1641−1
TEL: 098-923-0697
FAX: 098-923-0569
mail: commutto@joy.ocn.ne.jp

さかもと

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Posted by コミュッと! at 2017年01月25日   15:47
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